<ニューヨーク歴史問題研究会のご案内>

◆会の主旨

日本と日本人の歩みを理解し、またその背後に交差した筈の様々な価値観を全体像として捉える力を身につけること。 先人の想いを汲み上げながら日本の伝統や文化を、しっかりと次世代に伝えていくためにも、この歴史力の涵養こそが現在の私たちに求められている責務ではないかと思うのです。この研究会の活動を通して、皆さんとその想いを共有していければと願っています。(高崎会長)

 

◆次回研究会のご案内

皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年も、当研究会にご参加いただきましたこと、茲に改めて御礼を申し上げます。

これまで、毎月の例会後には多くのご感想やご意見をいただいてきました。それらを参考に、これからはテーマの選択や解説内容も含めて、出来るだけ皆様にご納得いただけるような説明を心掛けていきたいと思っております。つきましては、今後とも変わらぬご支援の程お願い致します。

さて、今月の例会では、「北方領土問題」を取り上げてみたいと思います。昨年12月27日に安倍首相は真珠湾を訪れ、真珠湾戦没者の慰霊を行いました。安倍首相は、日米同盟に刺さった最後の「トゲ」であるとされる真珠湾で、昨年5月の被爆地・広島に続いてオバマ大統領と並んで戦没者の慰霊を行うことで、米政府との間での歴史問題をめぐる不毛な対立に終止符を打つことを目指したとされています。

そこには、敵国として熾烈に戦った米国との間で「戦後」に決着をつけ、強固な日米同盟を基盤にともに未来を切り開こうという強い思いがうかがえます。そしてそれは、4年前の第2次政権発足後、安倍首相が一貫して取り組んできたことでもありました。
「今日をもって、パールハーバーは和解と同盟の記念日になりました。」
演説に先立つオバマ氏との最後の首脳会談で、安倍首相はこう語りかけ、オバマ氏に手を差し伸べましたが、大統領も「そのとおり」と答え首相の手を握り返しました。この光景に象徴されるように、日米の歴史戦は終わりつつあると言えるでしょう。

そうなりますと、真珠湾での日米首脳会談の僅か10日前に首脳会談を持ったロシアとの和解-平和条約締結交渉が、安倍外交の次に残された大きな課題となってきました。その日露首脳会談後の共同記者会見で両首脳は、「北方四島で、日露両国が特別な制度のもとで共同経済活動を開始することで合意した」と発表しました。そこには、平和条約締結の前提となる北方四島の帰属問題を解決するためにも、「経済関係の強化を通して相互理解の促進と互恵関係の構築」を目指そうという狙いがあるとされています。しかしそもそも、「北方領土は第二次世界大戦の結果、戦勝国ソ連の領土となった。敗戦国日本には返還を求める権利はない」という、ロシア側の従来の主張には根拠はなく、北方領土が日本固有の領土であることに疑いはありません。日ソ中立条約に違反して、一方的に日本に攻め入り、一度も他国の領土であったことがない千島列島を占拠し続けることは、まさに侵略行為そのものであると言えます。

今回は、これまでソ連とその後継であるロシアが「無条件降伏史観」を基にどのような詐術を行ってきたか、それは歴史的事実とどのように違っていたのかを明らかにしながら、ロシア側の安全保障の観点からの領土観についても取り上げ、北方領土問題の解決への途筋について考えてみたいと思います。(高崎)

ニューヨーク歴史問題研究会第54回例会(平成29年1月例会)のお知らせ

1. 開 催 日 :  平成29年1月26日(木曜日)
2. 場   所 :  日系人会ホール 49 West 45th Street, 11th Floor, New York, NY 10036
3. 研究テーマ:  北方領土問題の原点を辿る:ロシアの領土観と日露の安全保障
4. 開   場 :  18:00 (軽食を用意しますので、講演開始まで自由にお召し上がり下さい)
5. 講話と質疑 :  18: 30~20:30 (途中休憩5分)
6. 講    師 :  高崎康裕 (会長)
7. 会    費 :  会員( 10 ドル)一般(20ドル)
8.  そ の 他 :  本年度年会費(100ドル)についても、お支払いをお願い致します。

その際、前・後期の分割払いをご希望される方は、お支払い時にその旨お申し出ください。また、会費をお支払いいただきました方には歴史手帳をお渡ししておりますので、受付登録時にお受け取り下さい。
ご友人やお知り合いの方にもお声をお掛けいただき、一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

代表幹事 大島襄
事務局 前川由佳

 

◆前回の研究会報告

第53回 12月22日 : 平成28年12月例会: 「本年を振り返り、明日を考える」忘年の宴

<<関連参考リンク>>

外務省 歴史問題Q&A
NY歴史問題研究会YouTube
なでしこアクション Japanese Women for Justice and Peace. LA

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