<ニューヨーク歴史問題研究会のご案内>

◆会の主旨

日本と日本人の歩みを理解し、またその背後に交差した筈の様々な価値観を全体像として捉える力を身につけること。 先人の想いを汲み上げながら日本の伝統や文化を、しっかりと次世代に伝えていくためにも、この歴史力の涵養こそが現在の私たちに求められている責務ではないかと思うのです。この研究会の活動を通して、皆さんとその想いを共有していければと願っています。(高崎会長)

 

◆次回研究会のご案内

三寒四温と申しますとおり、まだまだ天気も安定しない日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先月の研究会では「日韓係を考える」として、日清戦争・日露戦争も含めた日韓併合前の朝鮮の状況やその後の日本統治の成果、日本の敗戦による独立運動と朝鮮動乱、更には日韓基本条約による日本からの多額の経済協力資金によって成し遂げられた韓国の近代化の経緯などを振り返ってみました。
しかし、日本からの莫大な経済援助資金によって「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を遂げた韓国は、それでもまだ「反日」の姿勢を崩していません。
その背景には朝鮮半島の地政学的な特質や、中華思想から抜けきれない文化思想的な側面があるという、多くの研究者からの指摘もご紹介いたしました。
民族や国民の意識の変革には通常長い時間を要するものですが、政治も経済も混迷を深める今日の韓国の状況に対し、今後国際的な支援を期待するならば、今こそ千年の「恨」といった感情から脱却し、国家間の信義や条約の精神は守るという近代国家としての基本的な規範を、国民階層も理解する必要があるように思えます。
「脱亜論」という130年以上も前の思想に、今でも多くの日本人が共感を覚えるという状況が、少しでも変わっていくことを願いたいと思います。

さて、今月の例会ですが、今回は「国家戦略とインテリジェンス」というテーマでお話をしてみたいと思います。
トランプ政権が発足して2ヵ月が経ちますが、未だに閣僚が最終的に決まらずその先行きへの不安も指摘されています。
そしてその理由の一つに、ロシアによる大統領選挙戦への諜報介入と、トランプ側近のロシア要人への接触疑惑があります。
トランプ政権の安全保障政策を担うと目されていたマイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官は、政権参加前の駐米ロシア大使との接触を理由に既に先月辞任をしました。
それに引き続き、今度はセッションズ司法長官も大統領選中のロシア大使との接触を疑われ、今後のロシア関連の調査への関与辞退を強いられています。
この両氏だけでなく、複数の政権幹部がロシア大使との接触の疑惑をもたれていますが、その中にはトランプ氏の娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー氏も含まれています。 現在も、ロシア政府の米国の内政介入への具体的な方法と規模についての捜査は続いていますが、このスキャンダルは今後のトランプ政権の命運を左右しかねない不気味さを孕んでいると言えましょう。

この一連の報道に見られるように、今日でも国家間の外交交渉や折衝の裏では、熾烈な情報活動が展開されています。
では、そもそも国家戦略に有用な情報とはどのように理解すべきなのでしょうか。
また、それを戦略的に展開するうえでの情報活動というものは、歴史的にどのように行われてきたのでしょうか。
今回は、「情報」という基本的な意味を分析しながら、国家間の政策をも左右する情報活動や、いわゆるインテリジェンスマネージメントとその重要性などについて、解説をしてみたいと思います。(高崎)

ニューヨーク歴史問題研究会第56回例会(平成29年3月例会)のお知らせ

1. 開 催 日 :  平成29年3月23日(木曜日)
2. 場   所 :  日系人会ホール 49 West 45th Street, 11th Floor
3. 研究テーマ:  情報とは何か:情報戦争とインテリジェンスマネージメント
4. 開   場 :  18:00 (軽食を用意しますので、講演開始まで自由にお召し上がり下さい)
5. 講話と質疑 :  18: 30~20:30 (途中休憩5分)
6. 講    師 :  高崎康裕 (会長)
7. 会    費 :  会員( 10 ドル)一般(20ドル)
8.   そ の 他 :  本年度年会費(100ドル)についても、お支払いをお願い致します。

年会費の前・後期分割払いをご希望される方は、お支払い時にその旨お申し出ください。
また、会費をお支払いいただきました方には歴史手帳をお渡ししておりますので、受付登録時にお受け取り下さい。

 

◆前回の研究会報告

第55回 2月24日 : 平成29年2月例会: 日韓関係を考える:日韓併合から日韓基本条約、そして今日の韓国とは

<<関連参考リンク>>

外務省 歴史問題Q&A
NY歴史問題研究会YouTube
なでしこアクション Japanese Women for Justice and Peace. LA

更新情報