<ニューヨーク歴史問題研究会のご案内>

◆会の主旨

日本と日本人の歩みを理解し、またその背後に交差した筈の様々な価値観を全体像として捉える力を身につけること。 先人の想いを汲み上げながら日本の伝統や文化を、しっかりと次世代に伝えていくためにも、この歴史力の涵養こそが現在の私たちに求められている責務ではないかと思うのです。この研究会の活動を通して、皆さんとその想いを共有していければと願っています。(高崎会長)

 

◆次回研究会のご案内

いよいよ夏本番の暑さを迎える季節となってまいりましたが、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

さて、先月の例会では、「憲法を考える」というテーマで、憲法の持つ意味合いや成り立ち、また世界の憲法の特徴などから、日本国の憲法の歴史を考えるという手順でお話をいたしました。

その際には、近代国家建設という大きな目標に向かって、7年以上の時間をかけて作られた「大日本帝国憲法」の精神と、「日本が再び米国の脅威となり又は世界の平和及び安全の脅威とならざることを確実にすること」(米国初期の対日方針昭20.11.01)の一環として、敗戦翌年の2月に僅か一週間でGHQによってその案
文が作られた日本国憲法の背景の違いについても説明をいたしました。

そのような「日本国憲法」制定の経緯やその条文の規定、特に「交戦権の否定」まで定めた第9条の内容などを理解すれば、国家を守り、国民の生命、自由、財
産を守る意味からも、「憲法改正」が国家としての喫緊の政治課題であるということが理解いただけたのではないかと思います。

その意味からも、今回の参議院選挙の結果も踏まえて、安倍政権の目指す「戦後レジームからの脱却」の象徴となる「憲法改正」に向けた機運の盛り上がりと、その発議に向けた政治の着実な動きに期待したいところです。

次に今月の例会ですが、来月の終戦記念日を前に、これまで多くの方から要望をされておりました「特別攻撃隊」についてお話をしてみたいと思います。
爆弾を抱えたまま敵の艦船や基地に体当たりする特別攻撃が日本軍に登場したのは、敗戦前年の昭和19年10月の比島沖海戦でした。
海軍第一艦隊司令長官に就任した大西瀧治郎中将の発案により組織編成された「神風特別攻撃隊」は、敗戦までに1192機の航空機と2198名の若者の命を犠牲にしたといわれています。

「米軍を恐怖に陥れた」というこの攻撃方法は、現代では「異常な攻撃」と理解されていますが、国が滅びようとする瀬戸際に一身を投げ出して最後まで戦うという日本人の勇気に、米国人は心からの畏怖の念を持ったとされています。

そしてこの特攻がもたらした「端倪すべからざる日本人」という意識が、敗戦日本の分割統治という過酷な占領政策を米国に諦めさせた理由の一つと言われていますし、またそれが日本を守る抑止力になってきたとも理解されています。その意味からも、特攻隊員の散華は決して無駄な戦いでも、無駄な死だったのではなく、寧ろ日本人にとって忘れてはならない歴史と位置づけられると思います。

今回は、特攻隊が生み出された当時の状況や戦果だけでなく、この究極の攻撃を志願し、またそれを支えた日本人の精神という側面について、残された遺書なども紹介しながら考えてみたいと思います。(高崎)

  記

ニューヨーク歴史問題研究会第48回例会(平成28年7月例会)のお知らせ

1. 開 催 日 :  平成28年7月28日(木曜日)
2. 場   所 :  日系人会ホール 49 West 45th Street, 11th Floor, New York, NY
10036
3. 演   題 :  特別攻撃隊とその精神-英霊への謝恩の心-
4. 開   場 :  18:00 (軽食を用意しますので、講演開始まで自由にお召し上がり下さい)
5. 講話と質疑 :  18: 30~20:30 (途中休憩10分)
6. 講    師 :  高崎康裕 (会長)
7. 会    費 :  会員( 10 ドル)一般(20ドル)

 

◆前回の研究会報告

第47回 6月23 日 : 憲法を考える -安全保障環境の変化と憲法の可変性-
 

<<関連参考リンク>>

外務省 歴史問題Q&A
NY歴史問題研究会YouTube
なでしこアクション Japanese Women for Justice and Peace. LA

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