<ニューヨーク歴史問題研究会のご案内>

◆会の主旨

日本と日本人の歩みを理解し、またその背後に交差した筈の様々な価値観を全体像として捉える力を身につけること。 先人の想いを汲み上げながら日本の伝統や文化を、しっかりと次世代に伝えていくためにも、この歴史力の涵養こそが現在の私たちに求められている責務ではないかと思うのです。この研究会の活動を通して、皆さんとその想いを共有していければと願っています。(高崎会長)

 

◆次回研究会のご案内

日足がめっきり短くなりました今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
今年もあと僅かとなってきまして、時の流れの早さを今更ながら感じておりますが、当歴史問題研究会も発足以来丸5年を経過し、今月からは6年目に入ることになりました。
これまでの皆様のご支援に改めて御礼を申し上げます。

さて、この8月に今上陛下の「象徴としてのお務めについてのおことば」を拝聴したことから、ここ二か月の例会では「日本人と天皇」というテーマでお話を申し上げました。
9月には「譲位」を叶えるうえでの問題について、それに引き続き先月の例会では譲位問題と絡めて議論となっている「女性・女系天皇の皇位継承」についてご説明を致しました。
この「天皇の譲位」問題につきましては、現在政府の有識者会議での検討が続いておりますが、我々国民もその議論の成り行きを注視しながら、「日本にとって、そして日本人にとって天皇のご存在の持つ意味は何か」という問いかけについて、議論を深めていく好機かとも思っています。

一方、今月の例会についてですが、第四木曜日がThanks Giving Dayに当たることから、開催日を22日に変更することを予定しておりましたが、諸般の事情から11月29日(月)に開催することと致しました。急な変更で申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い致します。
そのテーマにつきましては、先日のアメリカ大統領選挙の結果とそれまでの選挙戦を踏まえ、「近代民主主義が孕む問題点」について考えてみることにしたいと思います。
ご承知のとおり、今回の大統領選挙では大方の予想を裏切りトランプ氏が当選を果たしました。
しかしそれまでの選挙キャンペーンを振り返りますと、共和・民主両党の予備選挙の時期から、候補者個人の過去や人格をあげつらう誹謗中傷合戦に始まり、それが最後まで止むことなく続けられたというように、過去に例を見ない低次元の論争に終始したように思えます。

また、テレビや新聞などのメディアの偏りも顕著で、その殆どがヒラリークリントン候補支持を表明し、世論調査でもそれが裏付けられているとの報道が続けられてきました。 
また、選挙結果が確定してからでも、今度は「トランプ政権への懸念」報道に続いて、それに触発されたようなデモが開始され、その結果5番街のトランプタワーの周辺では異常な警備体制が敷かれています。
しかし「自分たちの国民が選んだ大統領を自ら否定しようとする」このような動きは、「社会の多数の意思を尊重する」という民主主義の原則に悖る行為だとも言えると思います。

「近代民主主義」が最も進んだ国家であると言われ続けてきたアメリカであっても、その民主主義の理念を守り続けることが難しくなってきたということになれば、そもそも「民主主義」の理念が現代の社会にそぐわなくなってきているのかという疑問も生じてきます。
そこから今回は、「民主主義」という概念や制度が持つ問題点を、「民主主義」の歴史を振り返りながら整理し、民意とは何か、国家統治の原理とは何かという点について、改めて考えてみたいと思います。(高崎)


ニューヨーク歴史問題研究会第52回例会(平成28年11月例会)のお知らせ
1. 開 催 日 :  平成28年11月28日(月曜日)
2. 場   所 :  日系人会ホール 49 West 45th Street, 11th Floor, New York, NY 10036
3. 演   題 :  民主主義を考える:米国大統領選挙にみる民主主義とその課題
4. 開   場 :  18:00 (軽食を用意しますので、講演開始まで自由にお召し上がり下さい)
5. 講話と質疑 :  18: 30~20:30 (途中休憩5分)
6. 講    師 :  高崎康裕 (会長)
7. 会    費 :  会員( 10 ドル)一般(20ドル)

 

◆前回の研究会報告

第51回 10月27日 : 平成28年10月例会 天皇と日本人(II):万世一系と女系容認論の過誤

<<関連参考リンク>>

外務省 歴史問題Q&A
NY歴史問題研究会YouTube
なでしこアクション Japanese Women for Justice and Peace. LA

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