≪次回研究会のご案内≫


◆ニューヨーク歴史問題研究会◆

第80回例会(令和元年6月例会)開催要領

 

歴史問題研究会へご参加の皆様へ

例年になく安定しない天気が続いてきましたニューヨークでも、やっと木々の緑が目に染みる初夏の季節となって参りましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

さて、先月は「令和」の御代の幕開けに因んで、「元号とともに歩んできた日本の歴史」というテーマでお話を致しました。

元号は紀元前2世紀に、皇帝が時間を支配するという考えに基づき、前漢の武帝が「建元」という元号を制定したのが始まりですが、その後朝鮮半島の国々や日本がそれに倣って元号を使い始めたという経緯を辿っております。
朝鮮半島の統一国家である高麗やその後の李氏朝鮮の元号は、支那王朝の元号が支那を宗主国と仰ぐ象徴としてそのまま使用されていました。
それに対し日本は、最初から最後まで支那皇帝の元号を使ったことは一度もありません。

この一事からも、日本人は古代より、中華帝国の膨脹に対抗して国家の独立を守ろうとする強い気概と意識を持っていたことが窺われます。
「令和」は「大化」から始まる日本の元号の268番目となりますが、その大化の時代の日本人が唐帝国の覇権主義的膨張政策に危機感を覚え中央集権の国家作りを目指したのと同じ様に、今日の日本はアジア支配を目指す中国からの脅威に晒されています。国家の独立を守ろうとするのであれば、先人の行動や歴史に学ぶ姿勢と併せて、国民階層の国防意識の覚醒が求められます。
御代替わりを迎えた今こそが、その秋(とき)となって欲しいと願うばかりです。

さて、今月の例会は「共産主義思想とその脅威」というテーマでお話をしてみたいと思います。
中華人民共和国は、今年建国70周年を迎えますが、その式典を10月に控える中、香港では連日大規模なデモが続いています。
このデモは、「一国二制度」に基づく高度な自治を約束された香港から、「逃亡犯条例」の改正を機に、司法の独立が奪い取られるという危機感から始まったと伝えられています。
そのデモに参加している100万人以上の市民が訴えるのは、言論の自由や人権の尊重も含めた民主的価値観を守ろうという、まさに共産党独裁政治への批判であり、拒絶の姿勢です。

東西冷戦という共産主義の脅威との戦いは、世界初の共産主義国家ソ連の崩壊とともに、ヨーロッパでは終息をみましたが、日本周辺のアジア地域では、中国の覇権主義だけでなく、北朝鮮の軍事的脅威も併せて、未だに続いていると言えるでしょう。
では、共産主義の思想や活動は、日本の歴史上にどのような影響を及ぼしてきたのでしょうか。
また、言論や思想統制、人権弾圧などの共産主義国家の実態報道に接しながらも、何故日本では共産主義への忌避意識が低いのでしょうか。

今回は、日米開戦の陰にあった共産主義ネットワーク(コミテルン)による日米政権への工作の実態や、戦後瀬戸際まで行ったとされる共産党指導者を首班とする「人民政府樹立」による「敗戦革命」の危機についての解説を中心として、日本人の共産主義に対する意識の変遷や今後の対策という点についても、GHQの占領政策や教育改革の内容を辿りながら併せて考えてみたいと思います。
是非ご参加ください。(高崎)

◆ 記 ◆

開 催 日: 令和元年6月27日(木曜日)
   所: 日系人会ホール
49 West 45th Street, 11th Floor, New York, NY 10036
   題: 日本の歴史と共産主義
  ~戦前からの暗闘と今日の脅威~
   場: 18:00~
軽食を用意しますので、講演開始までご自由にお召し上がり下さい。
   間: 18:30~20:30 (途中休憩7分)
   師: 高崎 康裕 (会長)
   費: 会員 20ドル  /  年会費 100ドル(別途)
一般 30ドル
初回参加者 (無料)
※初めての方の参加費は無料です。受付でお申し出ください。
 
参加申込:

参加のお申し込み/お問い合わせは、
事務局: rekishikenkyuny@gmail.com までメールでご連絡いただくか、
または お問い合わせフォーム へ必要事項をご記入のうえ送信ください。

*年会費をお支払いいただきました方には、 歴史年表や資料も豊富で便利な 「ニューヨーク歴史問題研究会」の銘入り『歴史手帳 2019』を贈呈してます。
    是非ご活用ください。

* ご友人やお知り合いの方にもお声をお掛けください。一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。


◆会の主旨◆

日本と日本人の歩みを理解し、またその背後に交差した筈の様々な価値観を全体像として捉える力を身につけること。先人の想いを汲み上げながら日本の伝統や文化を、しっかりと次世代に伝えていくためにも、この歴史力の涵養こそが現在の私たちに求められている責務ではないかと思うのです。この研究会の活動を通して、皆さんとその想いを共有していければと願っています。 (高崎 康裕 会長)

 


◆会のはじまり◆

本会は2011年12月に第一回目の会合を開催して始まりました。会設立のきっかけは、2011年3月に田母神俊雄前航空幕僚長がニューヨークに来訪され、市内のユニバーシティークラブで講演会を開催されたことにあります。私どもニューヨーク在住の日本人は、氏のユーモアとともに語られる愛国の情、国防の信念、そして日本の歴史や伝統への尊崇の心の熱き思いを共有する機会が与えられました。講演会は、本会の会長を務める高崎康裕氏と彼が経営する建築設計を柱として多様な事業展開を行っているYTリゾリューション社のスポンサーシップによって計画、実行されました。普段から竹島、尖閣諸島、北方領土、従軍慰安婦や南京事件の歴史認識の問題など、祖国日本が抱える諸問題に接するたびに、日本人として日本を愛し、近隣諸国とのやりとりに歯がゆい思いを抱いていたニューヨーク在住の有志が集って話し合い、日本の歴史認識に関する勉強をする研究会を発足させることとなったのでした。初回の会合の際、歴史に限らず広範囲の分野で造詣が深く、人格高潔なる高崎康裕氏が衆議一決で初代会長に選ばれました。 (大島 襄 代表幹事)

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